入居者様に趣味を持つことをおすすめし、サークル活動もサポートしているグランドマスト。前号(Vol.7)でご紹介したグランドマストでの趣味活動の事例が好評でしたので、今号でも、入居者様が趣味を楽しまれている様子をご紹介します。
目次
趣味が紡ぐ出会いとご縁。
日々を編むように、じっくりと暮らす。
入居物件:グランドマスト京都嵯峨野、お名前:遠藤さん(81歳、女性)
趣味:カフェ巡り・編み物・ピアノ
グランドマスト京都嵯峨野に居を構える遠藤さんに会って、いろいろ話を聞いてきました。とても81歳とは思えないアクティブシニアです。コーヒーをこよなく愛するうちに、今では行く先々でのカフェ巡りがかけがえのない趣味になりました。出掛け先がおおよそ決まると、読みかけの本や新聞をカバンに忍ばせます。そして、行き先で出合ういい感じのカフェに入り、コーヒーを飲みながら読書のひとときを過ごします。「さて、この後どこに行こうかな?」と思い巡らす時間もたいせつとのこと。
自宅で飲むコーヒーにもこだわりがあります。カフェやコーヒー専門店で飲んで気に入ったコーヒーがあれば、豆の種類を尋ねて購入します。わたしたち巡回スタッフと顔を合わせると、しばらくして事務所を訪ねてくる遠藤さん。保温ポットに入れた淹れたてのコーヒーとお菓子の差し入れです。
編み物も趣味のひとつ。編み物教室に長年通われていたので、とてもお上手です。自分用はもちろん、お子さんやお孫さんの分も編まれます。セーターやマフラーや手袋は、市販のものは購入したことがなく、いつも自作。「カバンも編みますよ」と聞いて、本格的な創作ぶりに驚きます。お孫さんは市販のセーターの値札を見て、「ニットってこんなに高いの!?」と目をぱちくりさせるそうです。ちなみに、スタッフとスタッフの娘にも毎年、うれしい手袋のプレゼント。遠藤さんによると、素人目に難しそうに見えても、手袋はわずか数時間で編めるそうです。
京都のやさしい山並みを眺めながら編み物を楽しむ日々。
もう一つの趣味がピアノ。65歳から始め、ピアノ教室に週2回通っていたそうです。新型コロナでしばらく中断していましたが、最近ようやくピアノ教室が再開したので、レッスンを復活。「再開はうれしいけれど、ずいぶん腕が落ちたわ」とショックを受けたことを告白。遠藤さんのこと、きっとすぐに勘を取り戻すはずです。
何をするにしても行動派ですから、気が向けば朝から出掛け、毎日少なくとも7千歩、多い日だと1万歩という健脚ぶり。自宅のカレンダーを見せてもらったことがあります。新聞で紹介されているお気に入りの展覧会、コンサート、講演会などのイベントがびっしり書き込まれていました。コロナ前は他の入居者さん同士の交流イベントを発案して自ら企画。食堂でのたこ焼きパーティー、どら焼きパーティー、手芸サークルなどは人気イベントでした。アクティブな行動の日々がまもなく戻ってきそうです。
関われば生まれる、地域社会との絆。
「継続は力なり」を地で行く人生。
入居物件:グランドマスト町田、お名前:Nさん(80歳、男性)
趣味:野球・ゴルフ・ボランティア活動(植栽管理)
アウトドア派は朝が早いと聞いています。グランドマスト町田在住のNさん。朝の6時過ぎには雨天の日を除いてほぼ毎日、近所の公園でのラジオ体操に参加して同世代の方々や若い人達と1、2、3…、元気に取り組んでおられます。
そんなNさんに、過日現場へ赴きインタビューさせていただきました。
日常的には体操後に朝食を済ませて、一日が始まります。週に2~3日は、ソフトボールのチームで朝練か試合へ。午後からは主に、ヨガ教室(週1)、健康マージャン(週1)、ゴルフ(月1)など、健康維持とボケ防止に努められているとのこと。
近場の買い物などは「歩きと自転車」が中心で、ほかにバイクと車も併用されているそうです。学生時代から部活でスポーツに励み、社会人になってもテニスや野球になじんでおられ、その延長線上でソフトボールに魅せられて相模原に居を構え、地域のチームに入り約50年、楽しい時間を過ごされています。昨年、現役選手80歳になり、図らずも市連盟から表彰を受けられたとのこと。多くの良き仲間に恵まれ、支えられてここまで続けられたことに「『絆』の重みを感じる」と仰います。
昨年から、町内の花壇の雑草刈りなど毎月1回お世話をするボランティア仲間もできたそうです。スポーツやボランティアの地域活動に参加することで、地元の皆さんと連帯感を構築し、末永く交流できれば…と願われています。Nさんは最後に一言、「継続は力なり」と結んでくださいました。
楽な心構えで、楽しく続ける。
会話の花咲く、初心者だけの川柳サークル。
入居物件:グランドマスト西ヶ原、趣味サークル名:楽楽川柳会
グランドマスト西ヶ原に川柳サークルがあると聞いていたので、取材に行ってきました。川柳サークルの名前は『楽楽川柳会』。「楽しく楽な気持ちで句を作ろう」をモットーに活動されています。毎月お題が出され、月例会の1週間前までに作品を提出することから始まります。
月例会の活動内容は、事前に提出された作品を一句ずつ紹介していくというもの。この時点では作者は伏せられているそうです。次に気に入った作品に投票します。投票後に作者を明かして、個々の作品の良かったところを伝えあい、作品を作った時の気持ちやきっかけを語ります。上手下手などまったく気にせず、時には大いに感心したり笑いころげたりしているそうです。肩肘を張らずに、終始なごやかに楽しい時間を過ごしている様子が伝わってきます。
毎月の月例会のチラシづくりと告知という「準備」、お題という「予習」、月例会活動という「授業」、そして作品を振り返ってまとめる「復習」。先生を招かなくても、初心者らで自前のサークル活動を運営し継続していくヒントをたくさんいただきました。
月例会の発表で終わりにせず、皆さんの作品をまとめる。ペーパー1枚のささやかな同人誌も、一年続くとちょっとした作品集に。
なお、グランドマスト西ヶ原では、川柳サークルの他に、囲碁サークルや折り紙サークルも開催されています。趣味のジャンルが違うので、掛け持ちで参加するといろんな仲間と親しくなり、また相乗的な脳トレ効果が期待できるかもしれません。
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